出先で「PDFファイルから両面プリントをして欲しい」という依頼がありました。
しかも下のようなPDFファイル。データの中央に配置されていれば何の問題もなくプリントできるんですが、中央でないうえ、サイズも何が基準になっているのか? 全く不明。そのうえ、Mac OS X (10.4.11)とAdobe Reader しかない状態。DTPアプリケーションが揃っていればどうってことない作業なんですが…。

fig-01

OS X はPostscript との親和性が高かったハズ。

その状態で周囲をトリミングしたPDFを再作成し、プリントアウトするまでの覚え書きを記しておきます。

対象のPDFファイルを「プレビュー」で開きます。

対象のファイルをプレビューで開く

画面をズームし、選択ツールで希望するエリアを選択します。

画面をズームし、選択する

ズームアウトした状態

[ツール]から「キリトリ」でトリミングします。

キリトリのアラート

ここで[別名で保存]としたいのですが、別名で保存したら、トリミング位置が変わってしまったので、[ファイル]から[プリント]を選び、プリントダイアログで[プレビュー]をクリックします。(PDFやプレビューのバージョンによって動作が異なるようです。戻って検証したときには発生しませんでした。)

ほぼ中央にトリミングできたPDF

余白は用紙設定に依存

すると、表示しているPDFのPDFプレビューができあがるので、そのプレビューファイルを[別名で保存]します。

周囲に均等の余白ができた

これで、Adobe Acrobatを使用しなくてもPDFのトリミングが可能です。

注)この作業はあくまでも応急対処として実行したものであり、サイズなどは目分量のサイズです。数値指定や正確さを要求される場合には向いていません。

ここ数年でパソコンも劇的に進化し、DTP作業がごく身近になりました。ソフトウェアさえ揃っていれば、だれでも制作することが可能です。
とはいえ、何をするにも「基礎知識」とうものは必要です。それがあるのかないのかによって、制作プロセスや仕上がりなどに雲泥の差がでます。
時折「DTP関係の仕事をしたい」という相談を受けることがありますが、私のおすすめは「印刷所で修行してこい」です。印刷の仕事をするのに、印刷のことを知らないで、ちゃんとした仕事ができるはずもありません。「版面」「塗り足し」「トンボ」「クワエ」「ムラ取り」…。これらの言葉が理解できますか? できない方は、もっと印刷についての「お勉強」が必要なんじゃないでしょうか。