Quark と フォント

Quark でお越しいただくことも多いようなので……

最近はとんとQuarkを触らなくなったのでアレなんですが…
OS9時代はQuarkのデータほどピリピリしたものはありません。
ちょっとしたゴミで、RIP展開時にエラーが出る。フォントの細かいバージョンも正確に読んでる(当たり前か)。
ちょっとしたゴミは普通に使っていれば入りにくいとは思うんですが、タグ読み込みとかしてるとちょっとした文字の組み合わせでゴミが入ってしまいます。不本意だったりするわけなんですが(笑)
慌ててスクロール操作した時に入ることもありますね。スクロールに割り当てられたキーは「option」なので「ç≈ƒ∂©ß˙∑´®†¥」など、通常日本語で扱わない文字が入ってしまったり。いまはUnicodeで表示しているため見えていますが、これがShift-JISなんかになると見えなかったりするわけです。
テキストエディタにペーストして「半角スペース」的なモノが見える場所を削除すると、キレイに出力されたり……となみなみならぬ苦労をしてきたわけです。

エラー表示に関して

また、最近のQuarkは「フォントファイル hogehoge 問題が検出されました」とかエラー表示がでるのでしょうか? もしかしてPDFのレポートのことかしら。それはちょっとおいといて…
以前に経験があるんですが、モリサワのNew-CIDを使っている時のこと、ちゃんとインストールしているはずのフォントが表示されない…。入稿されたお客さんの持ち込みデータだったので問い合わせてみると、どうやら流出版(所謂海賊版)を使用されていたらしく……………。いままで出力事故の話は他所で何度も聞いたけど、自分のところで起こったのは初めて。リュウミンR-KL なのに、リュウミンL-KL で表示されていました。和文だけだと判断しにくいんですが、欧文(アルファベット)が混じっていたのですぐに気づきました。
その流出版のフォントについていろいろ調べてみたのですが…

  • もちろん正常に表示されていない
  • ダイナミックダウンロード不可
  • 不正なPSフォント名に改ざんされている

といった特長があるようです。

不正なPSフォント名とはどういうことか

というと通常は

  • Ryumin-Regular-83pv-RKSJ-H

であるべきところが

  • Ryumin-Regular-90pv-RKSJ-H

となっていました。当然ながら「①」などは「㈰」に化けてしまうわけです。他にも、入ってるはずの文字が入っていなかったり。Quarkでは気づきましたが、イラストレータなどでは検証していません。仮に表示されていたとしても、出力時のことを考えると怖くてしょうがないですね…。