Category Archives: DTP

Kryptonite 導入

Krypinite

Krypinite

あまり検索しても情報が上がってないので……

もうほとんど諦めていたところ、YouTube動画のハウツーを発見。

2013 Mac Pro eGPU Setup How To – Mac Pro Series S.4 EP.5
なんかできそうな気がして取りかかることに。
これでだめなら売れるうちに売却!と思って数日。

結果的には成功。Works! Yeah!

結果的には成功。Works! Yeah! 半年かかりましたが…… ようやく超快適環境に進化しました。

すでにOCLPなどを導入している場合は要注意。
動作しないパターンがある様子。
あれこれ試してないので、どうやると動くのか動かないのかの検証はしてません。
まぁ所謂「夢のアレ」と同じですね。
plist のパラメタで変わったり、見えない場所に kext おいて読み込ませたりするやつですわ。MultiBeast的な。長らく追いかけてないのでアレですけど。
OCLPがまさにそれ。非対応のOSが入っちゃうやつ。

作者さんおすすめの方法

External Disk(USBメモリ等)に Krypinite をインストール、ブートピッカーでそのドライブから起動する
ってのが一番安心できそうだったので、それでやることに。

システムは一切いじらないので、起動しなくなる可能性は限りなく低い。
Krypinite と干渉しない OCLP もインストールしてくれるので、ほぼ同様の環境になるのでは……。
で、OCLP導入済みでも、別のドライブさえ用意すれば試せるってのがええところ。

半年かかりましたが……ようやく超快適環境に進化しました。

Chromeまで脚切りにかかってくるので、次はOSのアップデートですかね……
とはいうものの、macOS13 以降+Kryptonite 環境では eGPUが動作しないらしい……ので悩みどころでもある。標準のビデオカードなら動作はするらしいですが……。

Purge Wrangler 沼にハマる……

徐々に脚切りが迫っているMacPro6.1 / MacPro(Late2013)です。
(公式にはとっくに切られてますけどね)

もうしばらく使えれば御の字ということで。昨年購入。

そしてその後、価格も熟れてきた「Blackmagic eGPU(Radeon Pro 580 / 8GB)」を入手。しばらく疲れて使っていませんでしたが………

賞味期限がどんどん近づいているので、やはりできるときにやっとこうと重い腰を上げることに。

お手軽なパターンとして、検索するとよく出てくるのは「Purge Wrangler」。

でも思いっきり地雷だった………

まずはこれをお試し……と、何も考えずに解説されている通り導入。
バックアップはあるので問題ない(はず)。
システムファルをいじり倒すのね。シェルスクリプトでサクッとやっちゃうやつ。
SIPをdisableに。そうか、最近のmacOSはシステム保護されてるのね。化石環境で使ってたから初めて知ったw
で、それを解除すると。解除しないと使えないからしょうがねぇ。

なんだか2つぐらい呪文を唱えて……

再起動後インストール。サクッと動くようになった!
毎月PRAMクリアしてセーフブートして……場合によってはOnyXMaintenanceTechtoolProでメンテするんですけど……

で、PRAMクリア。ん? 起動しない。ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん? リンゴループしとるな。いろいろ調べると PRAMクリアすると SIP が有効になるとかならないとか。
とにかく具合がよくないらしい。
落ち着いて 復旧パーティションから起動して csrutil disable したらよかったのかもですが……なんせ他人のBLOG鵜呑みにしてやってるので、仕組みを全く理解してないので、完全お手上げ。

そのときはまだ、時間もバックアップもあったので、フォーマットして再インストール。

で、手っ取り早くTimeMachineからリストアしたのが運の尽き……
ずっぽりそのまま「Purge Wrangler」まで戻ってきやがった(汗

でも完全動作はしてないので、SIPは有効になったまま。しばらくそのまま使おうと思ったけど、やはりもっさり具合我慢できなくなり、再びの「Purge Wrangler」有効化。
最適に動作するけど、メンテできないのは致命的。PRAMクリアできないのはアウト。

急がしい波が去るのを待って、再フォーマット。

今度は、システム以外を CarbonCopyCloner でリストア。これなら抜けてるはず。
動作はしているけど、何かおかしい。ユーザーのライブラリにも何か書いてるっぽい。

さらに仕事の波をしのいで、クリーンインストール。
そして macOS 12 へアップグレード。ここまではサポートされているので問題ない。
そしてアップデータも適用……再起動するもなぜか起動ループ。アクセス権がおかしくなってるのか何なのか。もうしっかりと腰を据えて。

フォーマットして ディスクユーティリティーで検証。
そしてクリーンインストールからアップデート。無事に通って一安心。

ここでひとまず Blackmagic eGPU は封印。面倒くさすぎる。

時は流れ数ヶ月。
Purge Wrangler」の後継とされる「Kryptonite」を試してみることに。
長すぎるので別エントリーでw

Windows11への移行完了

今さらですが、お悩み中のX240 Windows11へのアップデートが完了。 セキュアブートとTPMの設定を変更して、Refuse でインストールメディアをアレして、すんなりインストールが完了です。 アップデートも特に問題なく適用され、心配していた Bluetooth モジュールも認識しており、 Windows11をX240にインストールした記録→できました|ちょうべいのThinkPad (https://tp.chobei.net/2021/10/29/win11-inst-x240/) を参考にさせていただき、ドライバ類を入れたらあっさり完了。

ありがとうございました。 で、肝心の動作ですが…… なんだか音が出なくなったけど、ヘッドフォンでは音が聞こえるのでこれはハード的な問題っぽい気がします。音が出なくても問題ないし。 Office関連もサクサク動くし、滅多に動画は見ないけど再生は許容レベル。 以前は Adobe CS も入れていたけど、結局使うことはなかったし、今は入れていない状態。Acrobat はライセンスを切り替えて入れてみたけど、使えるぐらいには動く。 Illusutartor や Photoshop は動作する感じがする。InDesign はもう激重アプリなので厳しいやろうなぁ。 その他3D処理等のレビューは趣味サイトで(笑)

windows11

windows11

今さらながら Acrobat のおさらい2

初回の「今さらながら Acrobat のおさらい」は2012年(遠い目)……。
自分の欲しい情報を探しているうちに、他人様の質問に答えたくなったのでちょっと書き足しておきます。

普段は InDesign でページ組をすることが多いのですが、時折ラスタライズしたPDFが必要になることがあります。
お客様の環境でプリントアウトされると、透明の設定の都合でしょうか……文字が太って出力されたりすることがあります。画像としてプリントすれば解決できますが、150dpiなので小さい文字が読めません。その回避策として、300dpi程度でラスタライズしたPDFが必要になってくるわけです。

InDesign で 300dpi の PNG を作って Acrobat でファイル結合……という手順を踏んでいますが、もうちょっと、こう、スマートな手段はないものかと。

試行錯誤してみたらありました。

まず、対象のPDFを開き、[アドバンスト]→[印刷工程]→[分割・統合プレビュー] を開きます。

設定項目は以下の通り。

  • ラスタライズとベクトルのバランス → 0
  • ラインアートとテキストの解像度 → お好みで
  • グラデーションメッシュの解像度 → お好みの 1/2程度

分割・統合プレビュー

ですが……アンチエイリアスがちょっと弱いかな (^^;

いろんなパターンを試して見ました。
結果を貼っておきます。

300dpiのPDF (TEST300.pdf

さすがに美しい。

300dpiのPDF

300dpiのPNGをAcrobatでPDFに(TEST300PNG.pdf

手間をかけるだけの価値はあるか…。やはりキレイ。

300dpiのPNGをAcrobatでPDFに

Acrobat上で、300dpiにラスタライズしたPDF(TEST300R.pdf

少々シャギーが目立ちますが、プリンタ出力でどこまで判別できるかにかかってます。

Acrobat上で、300dpiにラスタライズしたPDF

何年かに一度訪れるマシンクラッシュ

何年かに一度訪れるマシンクラッシュ

何年かに一度訪れるマシンクラッシュ (^^;
決まって忙しくて時間のないときに限ってやってきます。

今回も年度末進行まっただ中にやってきてくれました。

万全のバックアップ体制はとってますので、データの損失は最小限(ほぼ皆無で、残らなかったのは…クラッシュした瞬間のファイルぐらい)。

万全のバックアップ体制で今回も助かりました。
CCCバックアップとTimeMachineリストアが最強ですね………。

TimeMachineリストア

移行が完了しました

使用アプリケーションの都合で Yosemite を(EL Capitan 使いたいんですが)クリーンインストール。そして TimeMachine からユーザーまるごとリストア。(ちょっと賭でしたけどw)1.7TBの復元が8時間ほどで終了。思ったより早く完了しました。
リストア作業中は 隣のマシンで Dropbox フォルダを使って作業進行。

今後も Dropbox フォルダを作業スペースに使うことに♬
これで保存直前のファイルや一時保存のファイルも残るはず。
招待とかいろいろで14GBあるからしばらくは使えるかな(笑)

えっと、お安くなってるんですね。Dropbox Buisiness。1500円/月。

Dropbox の登録はこちらからどうぞ♬
ここから登録すると+500MBのプレゼントがあります。

own cloud 試して見るかな (^^;

マシン不調につき

10_7_5

諸々遅れております。申し訳ございません。

外部ディスクから起動して、

  • ディスクユーティリティ
  • Applejack(これ外部は無理ですね 笑)
  • ディスクウオーリア

などを行うも、今ひとつ芳しくなく……。
10.7.5 統合アップデートを再度適用することで、なんとか復旧したようです。

症状としては

  • Safari を開いてから、ホームを開くまでがやたら遅い。(Googleを開くのに30秒とか尋常じゃない)。開いてから普通なんですが。
  • Spotlight のデータが頻繁に壊れる(気がつくと何かやってる)
  • Launchデータベースも頻繁に壊れる(開く度、初めて開くアラートが表示される)
  • Finder が無反応になる
  • AppleScript が正常動作しない

てな感じでした。

今朝電源を投入すると、ログイン時に起動するはずのスクリプトがタイムアウトしてるし、Spotlightインデックスは作り直してるっぽいし、開くはずのアプリが全く開かないし……焦りました(笑)

ひとまずバックアップから起動して、進行中のデータだけはすぐに救出、下版予定の仕事だけはすぐに下版。

それから9時間……。
いやいや、参りました。こんな時に限っておこるんですよね。トラブルって。

今は大丈夫っぽいですが、これで明日ダメだったらハード的な問題かもですね。
再インストールするなら10.8にするかな……(まだ10.7.5なんですよ)
ついでに CS6 も入れないとですね……。(まだ入れてない)

「システム環境設定を開いている間は何もしない」処理を追加

先ほどのスクリプト「カーソルサイズを変更してみる」の改訂版、「システム環境設定を開いている間は何もしない」処理を追加したソースです。

tell application "System Events"
	repeat
		set pList to name of every process whose visible is true and frontmost is true
		if (pList = {"Finder"}) then
			my front_app()
		else if (pList = {"System Preferences"}) then
			my quiet_app()
		else
			my other_app()
		end if
		--何秒おきに監視するかの秒数
		delay 3
	end repeat
end tell

--システム環境設定を開いている間は何もしない
on quiet_app()
end quiet_app

--Finderがアクティブの場合
on front_app()
	my open_pref()
	my open_univ()
	tell application "System Events"
		if UI elements enabled then
			tell slider "カーソルのサイズ:" of tab group 1 of window "ユニバーサルアクセス" of application process "System Preferences"
				set value to 4
			end tell
		end if
	end tell
end front_app

--他がアクティブの場合
on other_app()
	my open_pref()
	my open_univ()
	tell application "System Events"
		tell slider "カーソルのサイズ:" of tab group 1 of window "ユニバーサルアクセス" of application process "System Preferences"
			set value to 1
		end tell
	end tell
end other_app

--システム環境設定 > マウス を開く動作
on open_pref()
	tell application "System Preferences"
		set current pane to pane "com.apple.preference.mouse"
	end tell
end open_pref

--システム環境設定 > ユニバーサルアクセス を開く動作
on open_univ()
	tell application "System Preferences"
		set current pane to pane "com.apple.preference.universalaccess"
	end tell
end open_univ

カーソルサイズを変更してみる

デュアルモニター環境で画面が広くなると快適なんですが、カーソルを見失うのが長年の悩みでして……。

カーソルを大きくすると追いかけやすくなっていい反面、Photoshop 等でブラシサイズまで大きくなってしまい、正確なブラシ操作が困難になります。
当たり前なんでしょうが、Finder で表示されているカーソルと標準の黒矢印は綺麗に拡大されますが、他のアプリケーションではカーソルデータを切り替えて表示しているんですよね。

Cursor01
標準のカーソル。左が標準サイズ、右が拡大(たぶん400%)

brush
こんな感じ。(Adobe系CS5)

以前、Magic Mouse を使い始めた頃、不意のスクロールでかなりイライラした際、Applescript で「Adobe系アプリがアクティブになっている時だけスクロールをオフにする」というものを作りました。
その時は腱鞘炎を起こしたため、Magic Mouse からトラックボールに変えてしまったので作ったことすら忘れていました。

で、そのスクリプトをいじれば
「Finder がアクティブになっている時だけカーソルサイズを特大にする」
ってはできるんじゃね? という思いつきで作りました。

気になる人は気になると思いますが

  • Applescript なので常時起動させておく必要があります。
  • 常時システム環境設定を開いておくことになります。(ただしバックグラウンドで)
  • 監視時間はあまり短くできない。

そんな感じです。

見せるのが恥ずかしいようなソースですが、こちらも公開しておきますね。
Applescript エディタにコピペすれば動作確認ができます。

tell application "System Events"
	repeat
		set pList to name of every process whose visible is true and frontmost is true
		if (pList = {"Finder"}) then
			my front_app()
		else
			my other_app()
		end if
		--何秒おきに監視するかの秒数
		delay 3
	end repeat
end tell

--Finderがアクティブの場合
on front_app()
	my open_pref()
	my open_univ()
	tell application "System Events"
		if UI elements enabled then
			tell slider "カーソルのサイズ:" of tab group 1 of window "ユニバーサルアクセス" of application process "System Preferences"
				set value to 4
			end tell
		end if
	end tell
end front_app

--他がアクティブの場合
on other_app()
	my open_pref()
	my open_univ()
	tell application "System Events"
		tell slider "カーソルのサイズ:" of tab group 1 of window "ユニバーサルアクセス" of application process "System Preferences"
			set value to 1
		end tell
	end tell
end other_app

--システム環境設定 > マウス を開く動作
on open_pref()
	tell application "System Preferences"
		set current pane to pane "com.apple.preference.mouse"
	end tell
end open_pref

--システム環境設定 > ユニバーサルアクセス を開く動作
on open_univ()
	tell application "System Preferences"
		set current pane to pane "com.apple.preference.universalaccess"
	end tell
end open_univ

(抜けがあったので修正しました)

追記
カーソルを見失いにくくなりましたが、システム環境設定をいじるときは不便なので、アプリ名を決めて、前面のアプリが「システム環境設定」だったら、一時停止する、的な処理を加えないといけませんね(笑)

今さらながら Acrobat のおさらい

ここ数年、PDFで下版する機会が大幅に増えています。
というか、ネイティブデータで下版することのほうが少なくなりました。

とはいえ、PDFで下版しても……最終的にイラストレータで開き直して出力って手順を踏まれている会社もあるようで(笑)

結局「アウトラインでちょうだい」とか言われましても、私しゃイラストレータで組み上げることなんてあり得ませんので。

そんな時、PDF上で細工はできないものかと調べてみましたところ……

ありました。

PDF製作環境にもよるんですが、

  1. 透かしを追加(…Windows環境で作ったPDFだとこの手順が必要っぽいです)
  2. 分割・統合プレビュー

この手順でPDFのフォントのアウトライン化が可能です。

では忘れないように手順を(笑)

文書のプロパティ01

まずフォントの状態を確認。ちゃんとフォントがエンベッドされています。

透かしを追加

透かしを追加する。テキストに「 」(全角スペース)を入れてます。

ページ範囲

念のためページ範囲を確認。

分割・統合プレビュー

次に「分割・統合プレビュー」で解像度を1200dpi、全てのテキストをアウトラインに変換、すべての線をアウトラインに変換。文書内のすべてのページに適用してからOKします。この処理時間はボリュームに依存します。

文書のプロパティ02

終わったら再度確認。
これでフォントはすべてベクトル処理されました。

\ PDF万歳 /

さようなら、ML9500PS-F。

2003年以来、ずっとメインで使用してきたOKI MicroLine 9500PS-F。
本日午後4時。長期激務から解放されました。
カウンタは6万ぐらいですし、筐体もさほど汚れていません。CとMとYのドラムは交換が必要ですが、他は警告が出ない程度に使用できるレベル。ついでにYドラムが新品のストックが(笑)でも保守に加入していないので、修理に来ていただく手間賃で新しいプリンタが買えると判断したので、延命しないことに決めました。(リース品ですが、アレな人があれば連絡を……)
導入当初はまだ Mac OS 9 全盛期。QuarkXPress 3.3 +New CIDフォントがメインだったため、プリンタフォントが必須でした。
いやいや、随分とつぎ込んだものです。おかげで、いい仕事がたくさんできました。
しかし時は経ち、PostScriptプリンタが必須でなくなってきたのも事実。

Adobe系のアプリは簡易展開してQuickDraw(懐かしい…)プリンタにデータを投げてくれますし、非対応だとしても、基本PostScriptな OS X は「プレビューでPDFを開く」を選べば結果的に同じですよね。
もしくはPDFでエクスポートすれば何ら問題はありません。

あぁ、昔のあの苦労は何だったんだろう。
いい時代になったもんです。

OKI MicroLine 9500PS-F